フィッシャー中尉が53.40で、離陸に失敗して機首から突っ込んだ2枚の写真(※5)があるのですがは、2枚ともディテールで見どころ満載なのです。プロペラのHEIDUKマーク、鋲から推測できる縦通材の位置、体軸ライン、シートベルトのタイプ、ラジエターの下面等々。体を張って色々な情報を提供して頂いたフィッシャー中尉なのですが、彼に関する情報は残念ながら何も持っておりません。
53.44の特徴は、右機関銃にリング式の照星と(恐らく)アルディス視準器を付けています。そして、その真横にコクピット内からバックミラーが取り付けてあります。照門を除くと自分の顔がどアップになると思うのですが… 何か意味があるのでしょうか? あとカウリングはC-2タイプです。
※1 WINDSOCK DATAFILE 19 ALBATROS D.III(OEF) p.5#2
※5 Albatros Fighters in action p.40(上) (下)#2